短歌

 

 

シュレーディンガーのメールとはこのことか ブルーライトを浴びる夜

 

あゝきみと 眠ろう共に とおくまで 溶けてくからだ うしなえさかい

 

海を見ていたのか何を見ていたのか 記憶のビデオにきみしかいなくて。

 

33で 散々なんだ 嗤うきみ わたしはそういう きみが大好き

 

青い空 白い雲 黄身のシャツに つたう首筋の汗 ひとすじ。

 

さしあたり よかろう時で ないですか  寄せるくちびる あついゆびさき

 

映画でも観てるようだねぼんやりと たゆたうバスは僕を溶かして

 

この心できみを喰い潰してやりたいよ、だから笑顔をくれないか