20181031

そういえばハロウィンだった、昨日までカントリーマアムを買ってくるねといいながら買わなかった、そしてそのこともすっかり忘れていた。

楽しい夢を久しぶりに見て、細野晴臣と海辺をドライブする夢で、自分は細野さんの愛人ポジションというところで、細野さんランチとトイレがてらいい感じの古っぽい和食の料亭に入って、細野さんがトイレにいって、帰ってきたら誰かもう一人くるらしくて、その人の分のオーダーをもうすでにペンで書き取っていて、なんで細野さんスタッフっぽいことしてるんだ?と思いながら何食べる?と聞かれて脳みそが全部溶けてじゃあとナスの味噌煮込みと後一つ何か頼んだ、細野さんのオーダーメモ用紙にはなぜかトランプとか書かれていて、アメリカの大統領の名前がなぜ・・・と思った、そして私もトイレに行こうとしたら目が覚めてほんとうにトイレにいって、でもなぜかすごくハッピーでもう一回ねたら続きが見えるかもと思ったけど見えなかった。午前8時半には起床した。

 

その後家で今度学祭があるので学祭の準備をしていたら注文していたヘミングウェイの「移動祝祭日」が届いた、確実に阿久津さんの読書日記をなぞるように動いている。保坂和志も多分読むだろう、でもその前にパリに、1920年代のパリに旅行がしたかった。旅行に行きたい。ここではないどこかへいってぼんやりしたい。旅関係の会社への志望動機書を書いているのでそういうことも影響しているのかもしれない。

スマートフォンの通知の設定を変えた。ロックスクリーンに何も表示されないようにして、バックスクリーンには全てが表示されるようにした。メールやラインのポップアップも全て切った。そうすると今までにないくらい快適にiphoneが使えるようになった。案外こういうところのストレスが結構積み重なるんだろうなと思う。ストレスばっかりだ。

昨日のことを考えていて、昨日の人のことを俺はしばらく考えてしまうだろうな、考えないようにしても考えてしまうだろうなと思いながら4枚切りの食パンに台湾で買って来た鴨の脂を塗りつけながら考えていた、メッセージアプリの通知は、返事がないのが怖くて切った。コーヒーがそろそろ切れそうなので買いに行かないといけなかったし猪肉パーティの準備もしなければいけなかったし大学へ行って事務的な作業をしたり志望動機書を書いて送らないといけなかった。いい加減卒業制作に集中したい。もう二ヶ月ない。

志望動機、今回の会社に関していえばずっと好きだった会社だったしインタビューなんかも読んで決めた会社だったからすごくいい文章がかけたと自分では思った、そう思ったので次の日まで文章を寝かせることにした。今文章を書いてるのが次の日にあたるので今日推敲して御社へ送らなければならない。自分のことはあんまり信用していないので作品や文章は書いた後置いておいて冷静になった未来の自分へ見せることにしている。

自転車をこいで学校へ行ったら目の前を風がくるくると、枯れた葉っぱを交えながらくるくると吹いて、あ、これは木枯らしだ、うわっもう冬だ、明日からモンベルのジャケットを着て大学に行かないといけないなと思ってワクワクしてしまった。しかし体調を崩しかねない寒さだった。

学内では学生たちがコスプレをしたりお菓子を配り歩いたりしていて、渋谷とはうってかわってうちの大学は平和にハロウィンをしていて、ハロウィンはもうお菓子をみんなで食べるイベントにしてしまえばいいんじゃないかと思った。日本におけるハロウィン、宗教的な側面が去勢された、祭。

 

 

 

かくして平成最後のハロウィンの日に行われた猪肉パーティはゆっくりと始まった。当日になって5、6人くらい来れなくなって、来れなくなったのはかなり予想通りだったので少なくなるかなあと思いながら肉を焼いていたらかなりちょうどよい人数に収まった。場所を貸してくれた友達も当日ずっと助けてくれて、ほんとうにありがたかった。というかみんなきちんとお金も払ってくれたし野菜も持って来てくれたりしてみんながちょっとずつちょっとずつ助け合いながらご飯を食べる会を作ってくれて、みんなで鉄板で焼いた肉や野菜をずっと食べながらビールとワインを飲んで、久しぶりに、ほんとうに久しぶりに親しい友人同士でご飯を食べたり話したり笑ったりしたなあと思った。自分はこういう空気を今作ってる作品に落とし込みたいというかこういうふうな交わりのなかでずっと生きて行きたい。人と関わりたい。みんなも久しぶりにご飯食べる会みたいなのやったねーと言っていて、なんだかんだ街にこういう、友人がやっている、集まれるスペースがあるのはほんとうにとてもいいことだと思った。途中で昨日の人から返事が届いて、キャリアのことで迷ったらいつでも連絡してきてねと書かれていて、ありがとう、でも多分連絡することはないんだろうなと思った。今日会いにいくのではなくてここで猪肉パーティをすることにしてほんとうに良かった。

最後の方で、卒業後東京へ行くと言った時に、年下の子がこんなに頑張ってて、いろんな大人の中で揉まれて、いろんなことやって、すごいなと思いながらいつも見てた、すごいとおもうよ、いつもそう思ってる」と意外な人に言われて、なんというかほんとうにほんとうに嬉しかった、人に手放しで褒められるというか、それを言ってくれた人自体も地域の中で頑張っている人だと個人的には思っていて、なんというか、なんというかああよかった俺っていいところあったんだ、俺にはまだそういうところを見てくれる人がいてくれたんだとおもった、俺はこのあり方でいいんだと、そう思った。そう思いながら帰って、途中深夜にやってる古本屋に寄って、でも何も買わなくて、家で読書日記をちょっと読んだけど眠すぎて布団を崩すこともせず床で寝て、起きてこの文章を書いた。