中国語を三ヶ月で喋る。

留学で台湾に住みだして三ヶ月が過ぎた。

 

 

語学というのは三ヶ月である程度できるようになるらしい。そのため、ちょうど三ヶ月の今の時点で、自分の語学の勉強方法の振り返りも兼ねて、ちょっとまとめてみようと思う。

 

 

 中国語、というか外国語をやるときに自分が大切だなと思ったコツは、

 

 

・とにかく喋る、文法が間違ってようがなんだろうが関係ない、喋ること。

・中国語は発音が重要な言語。発音と四声をきちんと意識して喋ること。特に四声。

・正しい発音を大量に聞く。中国語はリズムをつかめば簡単なのでリズムをつかむ。

 

 

という感じ。それと、

 

・自分に合った勉強方法を見つけること。

 

これに尽きる。

 

 

今の自分の中国語レベル

基本的なコミュニケーション(今日はどこに行く、あれは嫌だ、これは好きだ、あそこに行きたい)や、何かしらの日本文化の説明などが可能。飲み物や食べ物の屋台で注文できる、店員とも適当に話せる。大学の授業も7割はわかるようになった。

台湾人だけの中でも自分だけで会話もこなすことができるレベルにはなれている。

 

 

台湾の公用語はもちろん中国語だ。大学の授業ももちろん中国語なので、中国語を勉強する必要があるのだが、自分は本当に日本で中国語を勉強していなかった(参考書をパラパラめくる、聞くくらい。それでも丸々1日にも満たない程度の勉強時間だと思う。)

 

そんな感じで来たので、最初の頃は全く喋れなかったし、なんとなく字の意味はわかるけど深くはわからないみたいな感じで、全く中国語でのコミュニケーションもできなかった。ずっと英語でしゃべっていた。

このままではマジでやばいと思い、勉強を始めた。

 

 

ただし、間違った努力をするのが私は大嫌いなので、効率の良い勉強の仕方をグーグル先生に手当たり次第に聞きまくった。

 

 

参考になったサイト

 

logmi.jp

 

cn-seminar.com

readingmonkey.blog45.fc2.com

 

 

 

単語は上記のようにスペースド・リハーサル及び忘却曲線にしたがって覚えると本当に忘れなくなる。初期の頃は単語カードを使ったりしていたが、自分は2、3回くらい言ったり実際に日常生活で使うと忘れないことに気づいたので、単語カードはやめた。

 

 

 

 

 

最初の一月のスケジュール

・朝六時起き、勉強

・朝ごはん8時、大学の授業がある日は授業へいく、なければ中国語の勉強

・昼ごはん、四時半まで中国語の授業

・終わったら勉強

・晩ご飯、大学の授業があ(ry

・終わったら夜2時まで勉強

 

みたいなことをしていた、そしたら一月過ぎたあたりで突然下半身に激痛がはしって全く座っていられなくなるわ左半身に麻痺がおこるわで大変なことになった。病院に行ったら座りすぎで筋肉が一気に落ちて腰痛になったらしい。今は鍼さして漢方飲んで筋トレしてるので元気になりました。

 

なので上記のスケジュールがこなせなくなったので、1ヶ月が終わったあたりから寝てても立っててもできるyoutube学習に切り替えた。

 

動画学習

単語がいっぱいあって読み上げてくれる動画もたくさんyoutubeにはあるけれど、それではつまらないので全く覚えることができない。良い感じの動画ないかなと探していたら見つけたのがこれ。

 

 


《非正式会谈》20170428:各国意想不到的发明

 

これは中国に留学、あるいは仕事でやってきた中国語を喋る外国人たちが中国の問題について話し合う、というもの。もう三年くらい続いていて現在はシーズン3。

私は目の保養になる人たちがとても好きなので、この動画を見ている。結構様々な分野の問題を取り上げてるので、普通の生活ではあまり話さない経済の単語とか歴史の単語とか知れるのは面白い。ついでに簡体字の勉強にもなる。自分は繁体字簡体字も両方使えるようになりたいので。

あと、シーズン3ぐらいから露骨に広告表現が増えたのでそれも中国の感覚が知れて面白い。

 

とにかく中国や台湾の番組が便利なのは全部に字幕が付いていることだと思う。おかげでわからない言葉をすぐに検索することができる。

私はシーズン3に出ている小強(トルコ),薩沙(ロシア),米可(イタリア)が特に好き。他ではアラブ共和国の小龙。小龙は離任してたんだけどまた戻ってきてくれて超嬉しい…シーズン3は主持人団も含めてみんな好き。とりあえずイケメン最高!

 

 

 

3ヶ月目

 

 

 

基本的に語学学校の授業以外は本を読んだり(日本語)会話したりすることに重点を置きだしたのであんまり問題集を解かなくなった。基本酒飲んで台湾人と話してご飯食べて台湾人や韓国人や中国人と話して、1日2時間喫茶店にいくついでに問題集で勉強するくらい。他にもやることがあるのでまぁまぁ無理だし、一ヶ月目のスケジュールは精神的にストレスがすごいのでこのくらいでちょうどいいかなと思う。

4ヶ月目からはやっぱり発音・四声の矯正と語彙・文法を増やすことをしていこうと思う。あと授業の関係で自分の作品の説明とか意見とかを発表しないといけないのでそこらへんの文章を考えておかなくてはならないので、そこらへんのフレーズを作って自分の頭の引き出しに準備しておくことを始めるつもり。

 

 

まとめ

 

とりあえず語学の勉強を1から始めるときは、手当たり次第に問題集を解くんじゃなくてその言語の本質の理解をしようとすることが必要だと思う、中国語もまずその構造を理解していくことが大事、その上で自分で戦略を組み立てて自分にいかにわかりやすく伝えていくかを考えながら学習していくと、思ったよりも短時間で扱い方がわかるようになってくる。戦略を練ったり自分がいつまでにどのレベルまでに行きたいか?を考えてから問題を解いたり勉強しまくったほうが効率はいい。盲目的にやってもマジで意味はない。

ただある程度のレベルまで上がるためには絶対的に量が必要。けれど毎日毎日めちゃやってるのに喋れないとかわからないとかいう人は勉強の密度が足らないか間違えた勉強方法をしている人だとおもう。

そして、語学には根性が必要。近道はないので粘り強く努力していくしか方法はない。短期間で喋れるようになった人たちはやらないと死ぬ状態にまで自分を追い込んでいるひとたちか、圧倒的に楽しい状態に自分をもっていって脳内ドーパミンジャブジャブ状態にした人たちのどちらかの印象。自分は前者だったけど後者になりたいので、後者の状態に持って行こうとしている。

 

それと、個人的に日本人で外国語を勉強してる人間を見てて不思議なのは、みんな恥ずかしがったり失敗して笑われることを恐れていること。なので喋ろうとしないこと。

自分は日本でいたとき、外国人が日本語で話しかけてきてくれたらどんなに拙くても理解しようとしたし、下手くそって思ったことがない。むしろ日本語ができてすごい、勉強して話してくれて嬉しいって思う。

 

自分は外国人なので、母語の人間にかなわないのは当たり前だし、そこでうじうじ思う必要は皆無、まあとりあえず言葉は喋ったもん勝ちだよな〜〜〜みたいなのがある。そういうメンタルを持つと楽。

 

あと海外で自分のやりたいことや嫌いなことが言えないと普通に生活上の精神衛生が酷すぎるので、どうでもいいことでもいいから話せと思う、言葉での意思表示は海外でたった一人の自分を守ってくれる武器です。

 

 

終わりに

 

言語を理解して使うことはその国の人たちの思考方法や認識方法を理解することに直結しているので、本当に面白いことだと思うから是非やってみてほしい。特に、自分の母語とは違う言語を使うことは、自分の世界の認識方法を変えることでもあるので、結構面白い体験ができる。

 

特に中国語は同じ漢字を使っている唯一の言語だから英語よりもはるかにニュアンスがわかるし、一番とっつきやすい外国語だと思う。三ヶ月で話せるようになったのもこのもともと漢字圏であるというアドバンテージのおかげであると言っても過言ではない。

 

 

中華文化、日本を知る上でとても面白いので是非。