一月経った

気づいたら台湾生活も一月経ったので今の自分の振り返りをしてみようと思う。

 

ちなみに自分のスペックは

・休学中美術系学部生

・台湾に留学する前に東南アジアに(カンボジア渡航経験あり。

・高校の時三年間英語の塾に通っていた 英検2級 だいたいセンター試験で8割くらいの英語力

・日本いたときによく近所のゲストハウスに出入りしたりしていたので日本でも週一くらいで英語話したりしてた

・ちなみに大学は三流地方公立大学の美術科

 

て感じ

 

 

 

・言葉の進み具合

実は日本ではほとんど勉強してなくて(Ankiなどをつかっていたけれど多分総合したら時間は1日にも満たないと思う。)台湾に着いた当初はあそこに犬がいるとか病院があるとかthis is a penとかそのレベルしか使えなくて最初の2週間は英語でずっと話していた。今は基本的なことは中国語で、ちょっと専門的になったり高度な話になると英語を使ってる。恋愛の話は中国語でできた。

一月過ぎたあたりだと、台湾のドリンクスタンドとかご飯屋さんで使われる中国語は理解できるけど、それ以外の、例えばノマド用のオフィスとか、こじゃれたバーとかのふとした会話とかは推測:理解できる言葉は5:5ぐらい。推測の力はでかい。

 

今自分は交換留学生なので、台湾の大学の寮に住んでるんだけど、恐ろしいことに六人一部屋なので、基本的に絶対毎日中国語を話さないといけないようになってて、おそらくだけどこれが自分の中国語力が一気に伸びた理由だと思う。六人のうちの一人がベトナム人で彼女は修士なんだけど、4年大学で中国語を勉強してのちにベトナム人の中国語教師を5年間してた人で、彼女から結構厳しく発音を教えてもらったりもしてる。

あと、日本人はだいたい書いてある文字を見れば検討がつくようになってる。一番の問題は日本語と全く違う発音と四声の存在なので、一月過ぎたあたりでspeakingとlisteningに重きをおくようになった。なぜそうしたかというと最初の一月朝から晩まで文字通り中国語の勉強をしてたら突然下半身に痛みがはしって、そのまま放っておいたら座ることができなくなって腰は痛むは座ろうが寝ようが痛いわ最終的に左半身のしびれが起こったので、そのせいで長時間座れなくなったから。今は中医に頭と腕に鍼さしてもらって治った。この話もまた別に書くつもり。あと自分は机に向かって真面目にテキストやるより会話でどんどん使ったほうが相手が発音も治してくれるし頭に残りやすいなーと気づいた。個人的には日本人が中国語を短時間で身につけられる最適解だと思ってる。語学については一区切りだとよく言われる三ヶ月たったあたりで詳しく書きます。

 

・台湾の生活

普通の日本人がショックを受けるようなことみたいなのはあんまり受けなかった。

基本的に日本の清潔さだとか、時間をきちんと守ったり、ちゃんとしてることを求めてる人は台湾で、ってか外国で暮らすのは無理じゃないかな。自分はけっこう適当だしそんなに清潔じゃなくても大丈夫な人間だし、古い家とか汚い道とか基本汚いところが大好きだから台湾がしんどいとかおもわなかった。日本は綺麗すぎる。外食も今の所大丈夫。台北に住んでるのもあるけど基本的に東京と変わらないくらい便利な町ってか日本にいた頃の町と比べて一気に一般的な意味での便利度が上がった感じ、日本の製品が高かったり、服の質が悪かったり、居酒屋が少なかったりする以外は現時点では特に不満はない。大学はつまらないけれど元から大学の授業に期待なんて一切していないのでそこらへんはどうでもいい。

 

日本より圧倒的に移民が多いので様々なアジア系移民が暮らしてて町を歩くだけで普通にベトナムやタイやインドネシアの人が見えるのは面白い。

 

・なぜ台湾なのか

台湾は昔日本に占領されていたせいで当時の日本建築がたくさん残っていて(日本では1890年代くらいの建物は高度経済成長期にほとんど壊されてしまった)

それにちょっと興味があった。へーおもしれーな、みたいな気持ちが最初。そこから日本占領時代の歴史を見つめてると、日本からの視点と台湾からの視点では全く違う台湾史/日本史を感じて、こりゃ面白いなと感じだした。なぜって日本政府がみたがらない、ひた隠しにしてきた自分たちが加害者である歴史を台湾は持っているからだ。そしたらちょうど大学に交換留学の制度あるし先輩は留学してるしでならちょっと留学してみようとおもった。あと、どうも国内に戦前の空気感がしだしたので、このまま中にいるとこの空気に潰されて死ぬなと思い、出国しました。

今は日式建築自体に興味があるんじゃなくて、建築を通して植民がいかに別の国に吸収されてその国の文化とあるフロマージュを生み出すのかとか、そこからなんで親日感が上がってるのかとか、古いものと新しい価値観がmixされるとどんな風に新しいものができるのかが見たい気持ちでいる。そんでできたらその新しい価値観を作りたいなとかおもう